診療科目ごとの働き方の違い

一言に看護師といっても、医師と同じように診療科目によって働き方や学ぶべき知識やスキルが大きく変わっていきます。
また、他の病院に転職をする際も診療科ごとの経験年数で待遇を決める病院が多いので、看護師としてのキャリアを磨いていくうえで診療科目選びは慎重にならなくてはいけません。
(参考サイト⇒診療科目別適性チェック
では、それぞれどのような違いがあってどういうスキルが求められるのでしょう。 まず、整形外科や脳神経外科などの外科系の診療科目と循環器科などの内科では働き方が大きく異なります。外科系は、手術が治療の選択肢として入ってくるので、病院によっては看護師も手術の補助をしなければいけないこともあり、比較的業務負荷は高いようです。しかし、その分専門的なスキルを身に着けることができ、手当を付ける病院が多いため待遇も良いというメリットがあります。
一方内科系は、手術よりも投薬治療がメインとなりますので、薬に関しての知識が必要になります。ただ、クリニックの求人は内科の方が多いのでワークライフバランスを意識した働き方が出来るようです。
また、外科の中でも対象となる患者さんの年齢層や疾患の危険性で違いがあるので注意しましょう。例えばスポーツ整形外科の場合は、命にかかわる疾患はほぼなく、患者さんも若い人が多いので身の回りのお世話などの負担は少ないですがリハビリなどの専門的な知識が必要になります。一方で脳神経外科の患者さんは、比較的高齢な人も多いので介護に関する知識が求められ、トイレのお世話などがある程度肉体的負担も高いようです。